アメリカのサプリメント事情(乳幼児編)

こんにちは。アメリカ在住のさっこです。
私には6人のかわいい赤ちゃんのナニー(フルタイムのベビーシッター)をしていた職歴があり、現在は一児の母をしています。
今日は赤ちゃんへのサプリメント(アメリカ編)について書いていこうと思います。
すべての赤ちゃんにビタミンDと鉄のサプリメントを推奨
AAP(アメリカ小児科学会)は、すべての赤ちゃんにビタミンDと鉄のサプリメントを推奨しています。
ですから、初診を受けた時、小児科医からビタミンDと鉄のサプリメントのオススメがありました。
では、AAP(アメリカ小児科学会)ではどのように推奨しているのでしょうか。
healthychildren.orgというサイトに、AAP(アメリカ小児科学会)の推奨事項がわかりやすくかかれてありましたので、みなさんに翻訳しながら紹介したいと思います。
すべての赤ちゃんと子どもは、出生直後から少なくとも1日に400IU(国際単位)のビタミンDを摂取する必要がある
●完全母乳および混合育児の場合
生後数日以内に、1日400IUのビタミンD摂取を始めてください。
ビタミンD摂取は、1日あたりの牛乳の摂取量が少なくとも1リットル以上になるまで続けなければなりません。
ただし、1歳を迎えるまでは牛乳を飲ませないこと。
●完全人工乳育児の場合
アメリカで販売されているすべての人工乳には、少なくとも400 IU / リットルのビタミンDが入っています。
赤ちゃんが人工乳を1日に900ml以上飲んでいる場合、ビタミンDは必要ありません。
生産期に産まれた健康な赤ちゃんは、母体から生後4ヶ月間に必要な鉄分を十分もらっている
●完全母乳育児の場合
母乳には鉄分がほとんど含まれていないため、完全母乳育児の乳児は4ヶ月後に鉄欠乏のリスクが高くなります。
離乳食に鉄分が導入されるまでは、1mg / kg /日の液状鉄分を与えることを推奨します。
離乳食を開始しても、短くとも1歳を迎えるまでは授乳を続けてください。
初年度の鉄サプリメントの期間については、かかりつけの小児科医に確認してください。
●混合育児の場合
母乳が摂取量の半分以上を占める場合、完全母乳育児と同じく、乳児は4ヶ月後に鉄欠乏のリスクが高くなります。
鉄推奨は完全母乳育児の場合と同じです。
●完全人工乳育児の場合
生後1年までは、鉄強化(4〜12mgの鉄を含む)された人工乳を使用することを推奨します。
※早産で産まれた場合は、鉄分の蓄積が少ないので、上記の推奨よりも多くの鉄を必要とすることがよくあります。
我が家の場合
代理出産で生まれてきた息子くんは、生まれたその時から100%人工乳で育てています。
息子くんが主に飲んでいる人工乳には、ビタミンDも鉄分も十分に含まれていますが、1日の摂取量は生後6ヶ月の現時点で710ml前後です。
AAP(アメリカ小児科学会)がビタミンDの摂取が必要ないといった基準(900ml以上)の人工乳を飲んでいるわけではありませんが、かかりつけの小児科医と相談し、ビタミンDサプリメントを使用しないことに決めました。
ですから、今のところサプリメントは何も使用していません。
さっこ
ナニーをしたBファミリーの場合
第一子が3ヶ月の時、ナニーを始めました。
その時点では比率5:5くらいの混合育児でした。
ミルクのボトルをあげる前に液体ビタミンDをあげていました。
5ヶ月を目前に、混合育児から完全人工乳育児に変わりました。
このタイミングでビタミンD摂取を止めました。
鉄のサプリメントは取っていません。
第二子は混合育児でスタートしたのですが、人工乳の比率が高く、生後2週間で完全人工乳育児に切り替わりました。
第二子はビタミンDと鉄のサプリメントは取りませんでした。
このご兄弟は、1歳を迎えたあたりから便秘の傾向が強くなり、粉状の『Probiotics(プロバイオティクス)』をミルクに混ぜて飲ませていました。
Probiotics(プロバイオティクス)の摂取は現在も続いているようです。
さっこ
友達のKファミリーの場合
Kさんところの娘ちゃんって何かサプリメント使ったことある?
さっこ
赤ちゃんのときは、鉄が入った液体のビタミンDをあげてたよ。
今は、毎日、マルチビタミンのグミをあげてる。たまに忘れるけどね。
Kファミリー
いつマルチビタミンに変えたか覚えてる?
さっこ
Kファミリー
おわりに
検診に行くと、ドクターからたくさんのオススメがきます。
どれが必要でどれが必要ないのか、その都度考えさせられます。
子どもと一緒に成長していくってこういう事も含まれているんですよね。
息子が自分で正しい判断をくだせる年になるまで、責任を持って考えていきたいと思います。
今回の記事も、サプリメントについて迷っている方の参考になれればとっても嬉しいです。